この章では、相手に寄り添うコミュニケーションを学ぶことができます。
この章を読み終わるころには、相手の事を今より理解することができるでしょう。
友達と話をしてて、意見が合わなくて喧嘩しちゃった。
う~ん。相手とは普段仲良しなのかな?
仲良しだよ。でも自分の考えは彼とは違うから、それは違うよって言ったら怒っちゃって…
なるほど。もしかしたら相手は、君に批判されたかと思ったんじゃないかな?
相手の事を考えずに批判していませんか?
この三原則をマスターすると、相手とより良い関係を築けます。
三原則?受容・同調・解放??なにそれ?
まずは受容の説明から行くね。
受容する
受け入れて、とりこむこと。
引用:goo辞書 受容
相手の事を知る為には、相手の言動を少なくても一度は受け入れなければなりません。
「言うことを聞くってこと?やだな。なんでアイツの言うこと聞かなきゃいけないの?」
そうではありません。言うことを聞くのではなくて、相手の背景や考え方を知る為に相手の言葉を受け入れるのです。
「それは違う」「なにそれ?間違ってる」と怒って、批判するのではなくまずは受け入れてみましょう。
なぜなら、相手の事を知る為にはまずは受け入れなければ始まりません。そこからの展開が無いのです。
「まちがっている」と話も聞かないのは相手を知るチャンスを逃します。
一度だけでも受け入れてみて、それでも必要ないと判断したならば捨てればいいだけです。
人の意見を一度だけでも受け入れることができない思考ではあなたは孤立するでしょうし、その態度で損をするのはあなた自身です。
せっかくのアドバイス、意見を頭ごなしに批判していては人は離れていきます。
もったいないですよ。100%同意する必要はないですし、100%批判する必要もないですね。
すべての意見を聞かなくても、ちょっとだけ聞いてみよう。
「なるほど」「そっか」「そのような考えなんですね」とかの相槌をすると相手は安心するでしょう。
100%はないでw
せやな、世の中に絶対は無いなw
だからこそ、受け入れることができるんや。
同調する
1.調子が同じであること。同じ調子。
2.他に調子を合わせること。他人の意見・主張などに賛同すること。「彼の意見に同調する」
3.受信機などで、特定の周波数に共振するように固有振動数を合わせること。
引用:goo辞書 同調
周波数を合わせる。相手との周波数を合わせてあげましょう。
周波数が合わないと会話がかみ合わないのでお話になりません。
予想外の事を言われても感情的にならずに冷静に周波数を合わせましょう。
何か大切なことが聞こえるかもしれません。
同調とは相手に寄り添うことです。
スタッフでも利用者さんでも同調することで相手は安心します。
言うことを聞くのではなく、一度相手の周波数に合わせてみませんか?
周波数か…確かに周波数が合っていないと何も聞こえないもんな。
周波数でわかりやすいのは、ラジオやなw
ラジオって今の子は聞いてるのかな?
解放する
(スル)束縛 (そくばく) されたり、制限されたりしているものを、ときはなして自由にすること。「貧困から解放される」「解放感」
引用:goo辞書 解放
相手の話を聞き(受容)
相手に寄り添い(同調)
そして、解放!
言わずに黙っているのは平和かもしれませんが、その人の為に利用者さんの為に、会社の為に伝えてあげてはいかがでしょうか?
ここでの解放は好き勝手な意見を言うことではなく、ここでは相手にとって為になる意見をうまく伝える事が解放です。
良い意見、良い言葉とは、お互いが前に進める為の良い意見です、良い言葉です。
くれぐれも自分や相手にとって、都合の良い言葉にならないようにしなければなりません。
お互いに相手が良くなる可能性を探り導いてあげたら素晴らしいと思いませんか?
考えて意見を言わなければ誤解されちゃうよね。
お互いが…ってとこが大事です。
つまり受容・同調・解放とは
受容し、
同調し、
解放する。
つまり、
批判せずに受け入れて、
相手の背景を考え寄り添い、
相手の為になる可能性を探り提案する。
受容・同調・解放は一連の流れです。どれが欠けてもいけません。
受容・同調だけだと人の言いなりになり、解放だけだと話を聞いていないことになり、円滑なコミュニケーションが取れません。
礼儀をもち、受容・同調・解放すれば職場や利用者さんの為になると考えます。
この三原則は大事やな。
これをやればなにか変わるかもな。
まあ、やんなきゃ変わんないしやるだけやなw
次回「コミュニケーション③」では、報連相を見直してみましょう。
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